【幻を瞰る男の話】2009 12/29発行予定
ビジュアルノベルゲーム/プレイ時間約3時間(目安)/分岐無し/画像枚数未定。
Nscripter使用、windowsでのプレイ推奨。(Macではエミュレーター必須)
ジャンル:西欧風ファンタジー/BL全年齢
体験版はこちら ≫■e002t.zip(222MB)
補足:患者の名前は、アレクセイ・アリーソフ。
帰還兵PTSDと診断を受け、
5月中旬にクラフト=エビング療養所に入院。
従軍中に、東の国で起こった集団自死事件に遭遇していたという。
――僕は病気ではありません。
なぜ精神病院などに入れられているかというと、これは父と兄の陰謀なんです。
僕が幻覚を見ているといって聞かないんです。
少し、螺旋状のゆらゆらした緑色の味の幽霊を見るだけなんですけどね。
要するに、あの人たちは、僕が彼らの望みどおりの職に就かなかったから
嫌がらせしてるに過ぎないんです。
従軍していたころは、なかなかこれでもお国の役に立っていたんですよ。
あの頃は僕は狙撃手でね、仇名で『7月2日』と呼ばれていた。
そこそこ名は知れていました。色んな意味でね。
……殺人事件?
ああ、あそこの、領主の館で起こった、痛ましい事件ですか。
被害者は年端も行かない少女で、犯人は変質者だったそうですね。
新聞で読んだだけだが、ひどい話だ。
義憤というわけじゃないが、僕はああいう輩は嫌いでね。
犯人を見つけたら、五体を引きちぎってやりたいぐらいだ。
――犯人に会うか、って?
何ですか、僕がその事件について、何か知ってるみたいに仰いますね。
ずっとこの病院に閉じ込められていたのに?
――なんですって、
僕が一番、その事件のことをよく知っているんですか?
どういうことです。
えっ……
僕が見た幻覚の中に、真相の証拠があったって?
僕は正常です。幻覚など見ていない。
事件の証拠など見るはずもない。
――僕が、ここ数日
何をしていたか、ですか?
さあ……
そこに日記がありますから
適当にご覧になったら良いでしょう。
尤も、仰るとおり幻覚だらけで
支離滅裂かもしれませんがね。